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- 化学療法科
当院では通院による癌薬物療法(外来化学療法)を行っています。自宅から病院に通いながら、そして今までの仕事を続けながら、通常の生活リズムを保ちながら治療ができます。
また当院では連携病院(愛知県がんセンター、名古屋大学病院、愛知医科大学病院、社会保険中京病院)との間で患者さんの治療に関する情報(地域医療連携パス)を共有し、最先端の抗がん剤治療を提供します。
「化学療法」は薬によって「がん細胞」の増殖を抑えて病気を治す治療です。どんな薬にもいえることですが必ず副作用が現れます。治療中は副作用を抑える薬を使いますが、副作用は個人差が大きく、全くなんともない人もいれば、苦しむ人もいます。つらい時は担当の医師に伝えてください。また治療を始めるにあたり、他の病院などから薬をもらって飲んでいる場合は、必ずお知らせください。
がん化学療法の基本的スケジュール
抗がん剤治療は、「投与と休薬を繰り返す」方法で行います。投与した直後は、正常細胞とがん細胞の両方が抗がん剤によりダメージを受けますが、正常細胞はがん細胞より抗がん剤に対する耐性が強いため、3週間ほどで回復します。その回復を見計らって、がん細胞が回復する前に次の薬剤を投与します。それを繰り返してがん細胞だけを叩いていくようにします。特に、自分ではわかりにくい白血球減少の副作用は、2~3週間で回復し始めますので、それが投与間隔の目安とされています。従って、白血球の回復状況が悪い場合や副作用により体調が優れない場合などは、投与間隔を延ばすこともあります。術前や術後における化学療法では、臨床試験などの結果により、有効性の高い標準的な投与回数が決められており、抗がん剤の種類により多少異なりますが、通常は4から6回程度の投与を繰り返します。
体調について
- 治療を受ける当日は、担当医師の診察を受ける前に自動血圧計で血圧を計っておいてください。
- 診察を受ける際には、血圧のほかに当日の体調をお知らせください。
たとえば、熱がある、頭が痛い、のどが痛い、関節が痛い、体がだるい、気分が悪いなど
化学療法当日の予定
- 担当医師の診察の後、化学療法室に移動していただき点滴を行います。
- 点滴は約1時間~3時間くらいかかります。点滴中もトイレにいけますが、点滴開始前にトイレを済ませて置くように心がけてください。
- 点滴中は以下のことに注意してください。
- 点滴の針の付近が痛む、焼けるような感じがする
- 点滴の針の付近が腫れているような気がする
薬が漏れている可能性があります。
放置すると皮膚などに障害が残る恐れがあるので、大至急看護師に連絡してください。- のどの奥が熱くなってきた、息がしにくくなってきた、頭がボーッとしてきた、顔がほてってきた
薬によるアレルギー反応の可能性があります。
放置すると呼吸ができなくなるなど命にかかわることがありますので、大至急看護師に連絡してください。 - 点滴終了後は気分が悪くなければそのままお帰りください。ただし御自身で車を運転することは控えてください。
- 翌日は、点滴後の診察がありますので来院してください。帰宅後から翌日来院するまでの間で、何か不都合なことがありましたら当院(052-836-7953:24時間対応)まで連絡ください。
吐き気・嘔吐
症状や程度は人によってさまざまですが、最近は予防効果の高い吐き気止めの薬が開発され、吐き気や嘔吐で苦しまれる方は、非常に少なくなりました。
日常生活の注意点
体を締め付けるような衣服は避けましょう。
匂いの強いもの(花・香水)は避けましょう。
吐き気を感じたら、深呼吸をして、気持ちを楽にして、衣服を緩めて休みましょう。
食事について
食欲がなければ、ジュースやヨーグルト、ゼリーだけでもかまいません。
食べたいもの、食べられるものを少しずつ食べましょう。
吐き気が続くのは数日間だけですから、食欲がなければ無理に食べなくても大丈夫です。
匂いの強い食べ物、脂っこい食べ物は避けましょう。
野菜や果物以外で生もの(刺身やユッケなど)は食べないようにしましょう。
脱毛
脱毛は抗がん剤による一時的な副作用です。抗がん剤治療が終われば、元のように髪の毛は伸びてきます。
日常生活の注意点
抗がん剤治療を始めてから2~3週間で髪の毛は抜け始めます。
髪の毛はほとんど抜けおちてしまいますので、かつら(ウィッグ)を準備しておくとよいでしょう。
洗髪はいつも通りでかまいませんが、頭皮が弱っているので、爪で傷つけないように気をつけましょう。
刺激の強いシャンプーやリンスは避けましょう。
パーマや毛染めは頭皮への刺激になるため、抗がん剤治療中は避けてください。
かぜなどの感染症
抗がん剤は癌細胞を攻撃しますが、同時に正常な細胞、特に骨髄で血液を作る細胞にも障害を与えてしまいます。その結果、免疫機能の担い手である白血球が減少し、免疫力が低下、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。特に抗がん剤を投与してから1週間~2週間の間が最も白血球の数が少ないため、日常生活での注意が必要です。

日常生活の注意点
外出先から戻ったら、必ずうがいと手洗いをしましょう。
買い物など人込みの中に出かけるときは、マスクをしましょう。
毎朝体温を測り、体調の変化を感じたら、すぐに体温を計るようにしましょう。
38度を超えるような発熱がある場合は、すぐに担当医へ連絡してください。
今まで飼っていたペットと一緒にいてもかまいませんが、新たなペットを飼う事はやめましょう。
生肉(ユッケなど)や 刺身など火を通していない食物は感染症の原因になる可能性があるため、避けてください。生野菜や果物はそのままでも大丈夫です。












